しゅう兄さんの臨床心理士的生活-心理療法の対費用効果-

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2005.10.31(月)

心理療法の対費用効果

毎日新聞に<医療費調査>病院間で1.5倍の差 同病名でもという記事が出てました。
 

同じ病気、同じ重症度の患者が同じ治療を受けても、費用は病院間で1.5倍以上も違うことが多い。こうした実態が東京医科歯科大の川渕孝一教授(医療経済学)らの研究で分かった。例えば肺がん手術の場合は1.7倍違い、差額は90万円に達した。高い病院ほど入院期間が長く、薬の使用量や検査回数が多い傾向があった。病院には、治療費や入院期間について、他の病院との違いを含めた説明が求められる。-以下省略-



これまで普通、病院では受けた処置や投薬に応じてお金を払う、「出来高払い制」だったんですけど、厚生労働省では医療制度改革の一環として、疾患や治療内容ごとにあらかじめ治療費を決めてしまって、たくさん薬だそうが、何日入院しようが、決まった料金しか取れないという制度に変えようとしてるんですよね。で、ようは↑の記事のように違いが出たらいかんでしょうって話なんですけどね。




個人的には趣旨はわからなくはないけど、一見、同じ病名・病状でも、その個人個人の持ってる治癒力や微妙な病状の違いで変わって当然と思うんですけど…。そのへんどうなんでしょう?

それで、本題なんですけど、うちの病院も今後これに対応していくべく、治療を「画一的」なものにしようとしてるんですけど、臨床心理士にもそれを求めてくるんですよね。

例えば、“不安障害”なら、「心理療法の期間は?」「予後は?」「心理療法はどういう進め方?」「それと他の心理療法で期間がどのくらい違う?」「前の同じ病名の人と、期間が異なるのはなぜ?」「セラピストによって違いがあるようだけど、技量が未熟な人がいるのでは?」etc

こんなことって、よその病院さんでは聞かれるんでしょうか?
うちが精神科のない総合病院(リエゾンやってます)だから?

でも、

精神疾患は骨折とは違います

ので、そりゃむちゃです。なるべく論理的、客観的に説明するようにはしてますが、そんなにデジタル的に心理療法は進みませんって。

今朝、病院上層部の人にこの記事見せられて、「しゅうもちょっと考えといて」って言われて、朝から疲れてましたです。

そんなお疲れのしゅうのために→ ランキングを



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│posted at 12:37:40│ コメント 8件
≫コメント 
病気ごとに価格が決まったら、まあ、余分に
支払わされるのでは?という不安がなくなりますが・・・。

ちゃんと治るまで面倒見てくれるの??
っていう不安がつのりますねえ><

精神疾患はよくわかりませんが、お疲れさま
ということで「ランキングを」をクリックしておきました(笑)
なじま│URL│posted at 2005-10-31(Mon)│編集
 はじめまして、teruと申します。総合病院の精神科で心理士やってます。うろうろしてたらここまでたどり着きました。

 この発想が認知行動療法を中心としたエビデンスベイスド・アプローチへの傾倒につながるんでしょうね。「うつやパニック障害には認知行動療法」みたいな。

 でも骨折と違うんですよね。それが内因性か、心因性かにもよるし、心理療法自体、「何をやるか」もあるけど「誰がやるか」ということも非常に大きな要因なわけで。。。

 私はナンセンスだと思うんですよね、そういう発想。

 しゅうさんお疲れ様です。
teru│URL│posted at 2005-10-31(Mon)│編集
>なじまさん
>ちゃんと治るまで面倒見てくれるの??

そうなんですよね。それは実際心配されているところです。今でも、急性期メインの病院では在院日数を短くして、回転率をあげたほうが、利益が出るように保険点数が決まってるので、十分安心とまでいかない状態で退院させてしまうところもあります。
そうならないように仕組みを考えてるところらしいですけど、個人的には信用できません・・・。
しゅう│URL│posted at 2005-10-31(Mon)│編集
>teruさん
はじめまして。書き込みありがとうございます。

>この発想が認知行動療法を中心としたエビデンスベイスド・アプローチへの傾倒につながるんでしょうね。「うつやパニック障害には認知行動療法」みたいな。

アメリカみたく、「パニック障害には○回までしか保険が支払われません。」って感じで・・・

個人的には、エビデンスのあることをできるだけやる姿勢は必要とは思ってますし、エビデンスどおりに効果が出るように、勘や人間性勝負ではなくって、技量を高める努力が必要だとは思いますが、薬や手術とは違いますからねえ・・・。

>心理療法自体、「何をやるか」もあるけど「誰がやるか」ということも非常に大きな要因

そうそう、そういう要因もあるってことを考えてほしいんですよね。うちらは機械じゃないってゆうの!

そうだ、エビデンスで思い出しましたが、ブリーフセラピーで有名な某開業のセンターでは、70%が10回以内で終結するんだとか!
にわかには信じがたいですが、そんなもんなんですかねえ?
しゅう│URL│posted at 2005-10-31(Mon)│編集
むむむー。
なんとも複雑な気持ちにさせられます・・・。

> にわかには信じがたいですが、そんなもんなんですかねえ?

中断かもしれん。
臨床心理士デスマ│URL│posted at 2005-11-01(Tue)│編集
>デスマさん
>中断かもしれん。

所長さん(学会でワークやるくらいの人)は
中断は含まないと言ってましたけどね(^_^;

早く終わる要因の一つといったら怒られそうですが、
面接料金がべらぼうに高い!
初回は普通なんですけど、
所長の継続面接は40分で2万円弱!!
延長料金もそのノリだし、
なにせ、10回行ったら20万円ですから・・・
しゅう│URL│posted at 2005-11-01(Tue)│編集
しゅうさんはじめまして。
TBさせていただきます。
といっても、僕は病院の利用者ですから、その点のことについては用わかりません。
ですが、32条の廃止などにともなってクライアントの方の医療費補助が効かなくなっているということも憂うべきことかなぁとおもってます。
また、遊びに来ます。
マサキ│URL│posted at 2005-11-01(Tue)│編集
>マサキさん
TBありがとうございます。
障害者自立支援法もしかり、
全般的に、慢性疾患や障害に対する医療費は
締め付けが厳しい印象ですよね・・・。

また遊びにきてくださいませ。
しゅう│URL│posted at 2005-11-01(Tue)│編集
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