しゅう兄さんの臨床心理士的生活-学校では教えてくれない-

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2006.01.08(日)

学校では教えてくれない

心理職の国家資格化実現検討委員会(byつなで)の新年1発目のエントリー

A HAPPY NEW YEAR!のコメント欄で、

こんなコメントがありました。
34. Posted by 管理人つなで 2006年01月04日 10:19
身体疾患によって精神症状が出る場合と、
精神疾患によって身体症状が出る場合と、
両方が考えられますが、
いずれにせよ、どんな場合にどんな症状があるのかは、
ひと通り臨床で使えるぐらい知っていなければならないと思います。

その上で、確定診断は、医師の専門であると思いますし、
身体疾患に関しては、医学的検査が必要ですので、
非医療領域の心理職の責任としては、
「こんな症状が出ているのでかくかくの医療へ」と、
きちんと足を運ぶところまでしていただくことであると、
私は考えます。
まったくその通りなんですけど、

学部、院を通してこういう事を学べる授業がきちんとあるところは

少ないんじゃないかと思います。



そのへんを踏まえ「まず医師の診察を受けてから心理士が関わる」

というスタンスをとったとしても、1回の診察ではわからないこともありえます。

患者自身も心理的問題と思い込んでいる場合は、

診察時に身体疾患を疑うのに必要な情報を言わない場合もあります。

あとになってカウンセリング場面で、

「そういえば、診察のときは言わなかったけど・・・」

と言って新たな情報を出してこられる場合もあります。

こういう出し方ならまだいいけど、

何気なく患者さんが話している中に重大の情報が含まれている場合もあります。



そんな場合も想定して、やはり最低限の知識は心理士ももっていたほうがいいと思います。

で、お勧めがコレ。

精神症状の背景にあるもの―身体疾患を見逃さないために
精神症状の背景にあるもの―身体疾患を見逃さないためにR.L. テイラー Robert L. Taylor 吉牟田 直

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このネタで1冊の本になってるものって、あんまりないんじゃないでしょうか?

鑑別診断法が書かれている章には

『精神症状の背景に器質的原因を留意すべき手がかり』

という表が載っていますが、

これだけでもせめて覚えておきたいものです。
臨床現場に携わっている医師や臨床心理士,あるいはカウンセラーにとって有用な書である。
と、カバーの折返し部分に書いてあるとおり、

非常に有用な本でした。

何年か前に買った本ですが、今でも時折読み返しています。

人気ブログランキングです。
さて、ちょっとは上に来たかな??



 
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│posted at 22:35:07│ コメント 13件
≫コメント 
「精神症状の背景にあるもの―身体疾患を見逃さないために」
思わずアマゾンで購入してしまいました。あと野村総一郎氏の本も購入です。
有益な情報ありがとうございました。
精神障害者を支援する側・される側、両方を学ぶ私にとってとてもためになりそうです。
ありがとうございました。
はまごん│URL│posted at 2006-01-09(Mon)│編集
>はまごんさん

精神障害に違いないという思い込みで見ると、全部精神障害に見えてしまいますが、そうでないものも結構あるんですよね・・・。なのに、延々と精神障害としての治療を受けている場合も・・・。援助者としては医師でなくても知っておきたいところです。

>野村総一郎氏の本

訳書ですが、
「いやな気分よ、さようなら」
は、なかなか良かったです。
患者さんと学生さんに紹介したことがあります。
しゅう│URL│posted at 2006-01-10(Tue)│編集
>しゅう兄さん
PCの前で思わず強く頷いてしまいました.
精神症状って,「こころ」が原因で起こっているわけではないということが,学生の頃にはなかなかピンときませんでした.
働きだしてから学ぶことが多いとはいえ,心理職はもっともっと医学(精神だけでなく)について学ぶ必要があるなぁ・・・と感じる今日この頃です.
すえぞう│URL│posted at 2006-01-10(Tue)│編集
しゅう兄さん、トラックバックいただいてありがとうございました。

良さそうな本ですね、早速買います。

微妙な症状を見逃さない力は、
文献の勉強と同時に、
たくさんの症例と出会いながら、、
熟達者から実際に教えてもらうことで
養われていくのでしょうね。
そういう機会が、心理職にももっと多くなるといいのですが。

つなで│URL│posted at 2006-01-10(Tue)│編集
>すえぞうさん
トラックバックありがとうございました。

>働きだしてから学ぶことが多いとはいえ,
>心理職はもっともっと医学(精神だけでなく)について
>学ぶ必要があるなぁ・・・と感じる今日この頃です.

そうなんですよね。うちの病院の心理職採用時には採用試験で当然専門科目も出すのですが、「いかにも心理っぽい」ことはうまく書ける人が多いですが、当たり前に普通に疑うべき身体疾患を疑えないんですよね・・・。

極端に言うと、こんな思考パターンの人も。
突然熱が出た→最近悩みがあった→心因性の発熱だ!
みたいな・・・。
いやいや、最初に疑うのは発熱を起こす身体疾患でしょうよ!という感じです。
しゅう│URL│posted at 2006-01-10(Tue)│編集
>つなでさん

こちらこそありがとうございました。

>たくさんの症例と出会いながら、、
>熟達者から実際に教えてもらうことで
>養われていくのでしょうね。

熟達者に教われるような実習が養成課程の中であればいいんですよね。でも、実際にはないですよね(少なくとも私にはなかったです)。

職場もまだまだ一人職場が多いので、入ってからの研修というのも無理ですし、SCなんてそもそも皆一人職場ですからねえ。
ほんと、早急に養成方法を検討すべきだと思いますよ。

しゅう│URL│posted at 2006-01-10(Tue)│編集
しゅうさん初めまして。
両方の会員ですです。
紹介された本さっそく購入して読みふけっております。
いや!ためになる。出来ればこういう本の児童版もあればもっといいのにと思っています。
また、書き込みさせていただきますね。
両方の会員です│URL│posted at 2006-01-13(Fri)│編集
>両方の会員ですさん

はじめまして。お名前は他のブログでちょいちょい拝見いたしております。

>出来ればこういう本の児童版もあれば

そうですねえ。確かに。
でも、幼児児童は先天性障害も加わってきて、さらに難しそう…。

>また、書き込みさせていただきますね。

ぜひ!
今後ともよろしくお願いします。
しゅう│URL│posted at 2006-01-14(Sat)│編集
役に立ちそうな本の紹介ありがとうございます。
私もさっそく購入して読んでみたいと思います。
ぐうたら三昧│URL│posted at 2006-01-15(Sun)│編集
>ぐうたら三昧さん

コメントありがとうございます。
サイドバーにお勧め本のリストを作らせていただいたので、そちらもよろしければどうぞ!
しゅう│URL│posted at 2006-01-15(Sun)│編集
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