しゅう兄さんの臨床心理士的生活-みんな違ってそれでいい(??)-

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2005.12.12(月)

みんな違ってそれでいい(??)

多分(実際はよく知らないので)、私の知ってる同世代(って言ってもいい?)の

唯一「ちゃんと勉強してる(はずの)ロジェリアン」あかたろさんが

共感についてのエントリーをあげておられます。

(13日7:00 加筆修正あり) これに関しては、基本的には同意です。というか、なるほどねって感じです。

ただ、ビミョーに見解が違うなあという感じもします。

そして、takashiさんとあかたろさんの見解を比べてみても、何か違うように思います。

他にもロテ職人さんやデスマさんの見解もありましたが、

どれもこれも、微妙に違うなあと思うのです。

そう考えると、結局、共感という概念は

セラピストによってそれぞれ違うのかなという気もします。
(その中であえて言えば、私としてはロテ職人さんの見解に一番親近感を覚えますかね?逆に一番遠いなあと感じるのはtakashiさんのかな?)

それでも、どれも「わからなくはない」感じなんですよね。

一番遠いなあと感じるtakashiさんでも、

実際の面接で心掛けてること(?)の紹介を読むと、

別にそんなに違和感はないんですよね。

だから、ほんとは、みんなそんなに違うものを想像してるわけではなく、

定義づけや、言葉の問題だったりということだけなのかもと思ったりもします。


で、話は変わって、

もしかして私、読者の方々に誤解を受けてるのかもしれませんが、

「共感」(共感もどきと言うほうが正確か)だけですべてよしとは思ってませんよ?


私の職場、知ってる人は知ってると思いますが、マイナーなところですので、

外来で来るクライエントさんってのは、

かなりの割合で「精神科治療ないしは心理療法ドロップアウト組」なんですよね。

ようは「万策尽き果てて、藁にもすがる思いで最後に来る」人が多いというわけです。


で、いつも私は前に受けた治療の感想を聞くのですが、

だいたい次の3つに分かれます。


1,薬ばかり出して、全然話を聞いてくれない。

2,アドバイスとかいろいろ言われるけど一方的。

3,「うんうん」ととても熱心に聞いてくれたけど、それだけで終わった。


もちろん他にも理由はありますが、

この3つがベスト3ってところです。

1,2はさておき3はいわゆる“共感(もどき)”でしょ?

そりゃ、相談に行ってこれやられちゃかないませんよね。

でも、これらのどれもが私は絶対的に悪いとは思いません。

場合によってはこれらのやり方が必要なときもあると思います。


ただ、ドロップアウトしてしまった人は、

残念ながらこれらのやり方を望んでなかった人ということなんですよね。

どうしてほしいのかということの理解が足りなかった、

それは、あかたろさんも書かれていますが、

共感的“理解”が足りなかったということなんでしょうね。


で、この一連のブロガー達のエントリーの中で一つおもしろいのがありました。

[家族心理.com]管理人ブログの生田さんのエントリーですが、

以前、質問紙を用いて、中学生-高校生-大学生に

「満足するカウンセリング」「不満なカウンセリング」を聞かれたそうです。

その結果、一番トップに来たのが「具体的なアドバイスをくれる」というもので、「共感してきもちを聞いて支えてくれる」は最低でした。若くなればなるほど、「具体的なアドバイス」の支持が高く、大学生になると望むカウンセリングのスタイルがばらばらになっていくという結果が。これを「カウンセリング経験者」という枠で再検討しましたが、ほぼ一緒の結果でした。


ということですが、これには納得です。

たぶん、この世代のカウンセリングを経験している人ならわかると思うのですが、

(あ、分からん人もいるかも・・・)

思春期って「共感してくれる」とか普通キモイと感じますよね?

(あれっ!?思わない??)

もちろんそれにしたって、人によりけりですけどね・・・


ただ、この結果から「共感より具体的アドバイスのほうが良い」とは

一概には言えないように思います。

研究を読んだわけではないので、ひょっとしたら言及されているのかもしれませんが、

彼らが思う「共感してきもちを聞いて支えてくれる」という時の「共感」と

セラピスト側が思う「共感」は必ずしも同じではないはず。例えば、

「共感してくれるより具体的なアドバイスをくれ」という気持ちに「共感する」

ってのが共感だったりするわけですからね。


まとまりなくなってきましたから、もうやめますが、

まあ、「共感」て言葉は奥深いものだなあということです。

(なんじゃ、そりゃ??)


(以下 13日7:00 加筆)

心理臨床学研究が届いたので読んでたら、こんなのがありました。

事例とは関係ない部分なので、引用させていただきます。

実際の心理臨床場面での共感性についての検討は、まだ多くはなされていないが、それらを以下に列挙する。氏原(1974)は、カウンセラーの武器は共感能力であると述べ、河合(1992)は心理臨床家にとっての武器は、共感することとその苦しみの意味を知っていることであると述べているように、共感が心理臨床場面で重要であることが論じられている。岡(1996)は、臨床場面の共感について、実際には個々の心理臨床家がその実践に応じて独自の概念をもっていると述べている。(心理臨床学研究,23(4)より)
この最後の岡氏の部分を言いたかったんです。はい。

孫引き多くてすみませんm(_ _)m




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│posted at 13:12:38│ コメント 1件
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