しゅう兄さんの臨床心理士的生活-コンピュータカウンセリングも使いようかな-

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2006.11.14(火)

コンピュータカウンセリングも使いようかな

ついこの前にも、メールカウンセリングももう古い?で、インターネットのカウンセリングプログラムの話を書きましたが、こんなのもあるそうです。


インターネット減量プログラム
メールによるカウンセリングで効果増強

 ノースカロライナ大学公衆衛生学部(ノースカロライナ州チャペルヒル)保健行動・保健教育学のDeborah Tate助教授らが「コンピュータを用いて自動化した行動カウンセリングは,インターネットによる減量プログラムを実行している人の減量効果を高める可能性がある」との知見をArchives of Internal Medicine(2006; 166: 1620-1625)に発表した。(Medical Tribune 2006年11月2日 VOL.39 NO.44 p.78)



この記事、どういう話かと言うと、インターネット上の減量(ダイエット)プログラムを利用して減量する場合に、コンピューターで自動化された、行動カウンセリング(認知行動療法のことか??)を併用することで、効果を高められるかどうかという話です。健康心理カウンセリング系ですから、効果判定はとってもわかりやすいです。



調査方法は以下のとおり。

 今回の研究では,過体重または肥満の成人192例を,(1)e-mailカウンセリングなしの治療群(2)コンピュータによる自動e-mailカウンセリング群(コンピュータ群)(3)カウンセラーによるe-mailカウンセリング群(ヒューマン群)-の 3 群のいずれかにランダム化割り付けした。全例にインターネット減量プログラムの指導を行い,これを守ることを奨励した。コンピュータ群とヒューマン群には,電子日記やメッセージボードも用いた。また,ヒューマン群にはカウンセラーが週に 1 回メールを返信したが,コンピュータ群にはコンピュータが自動的にメッセージを返信した。プログラムの開始時および 3 か月と 6 か月の時点で全群の測定を行った。



このコンピュータによる自動e-mailの例を知りたいところですが、それは載ってませんでした。原典にあたればいいのですが、そこまでして知りたいというほどでもないので…。

それと、3ヶ月と6ヶ月だけでなく、1年後とかも測定して、プログラム終了後にどれだけ維持できるかに差がでるのかどうかも見てほしいところ。



で、結果はこんな感じ。

 治療開始 3 か月の時点で,ヒューマン群もコンピュータ群もカウンセリングなし群より大幅に体重が減少していることが判明した。6 か月の時点で総体的な体重減少量が最も大きかったのはヒューマン群で,平均5.9~6.8kg減量した。
 Tate助教授は「今回の知見は,われわれの過去の研究を裏づけるもので,カウンセラーによるe-mailカウンセリングが減量効果を高めることを示唆しているが,短期的には,食事と身体活動に関する指示に従わせて重要な健康上の利点をもたらしうる減量を奨励するには,コンピュータを用いて自動化したフィードバックでも十分であることを意味している」と述べている。
 報告によると,コンピュータ群は体重減少が平均3.6~4.5kgで,34%の被験者がプログラム開始時の体重の 5 %を超える減量に成功した。これは臨床上有意な体重減少であると考えられた。また,最初の 3 か月間におけるコンピュータ群の体重減少はヒューマン群と同等であった。



えっと、つまり、プログラムだけやるよりも、e-mailカウンセリングを併用したほうが減量効果は高くて、最初の3ヶ月間くらいなら、そのカウンセリングはコンピュータのプログラムで十分。ただし、長期的に見れば、人間がやるe-mailカウンセリングのほうが効果的。ってことですよね。

これはどういうことだろう…。コンピュータの応答だと、応答パターンが単調になりがちで、長期的には飽きられやすいとか?それとも、モチベーションの低下が大きくなってくると、コンピュータのメールでは手に負えなくなるとか?


それはさておき、自傷・他害の危険が極めて低い、こういう健康心理カウンセリングで扱うような問題であれば、コンピュータによるカウンセリングは結構使えるかもしれませんね。

コンピュータによるe-mailは人間によるe-mailよりも、かなり割安な料金設定をして、短期間であればそんなに差はありませんよーってお知らせもしといて、どちらがいいかユーザー(クライエント)側に、選んでもらうとかでいいかも。

あ、それとか、コンピュータによるe-mailで十分に効果が得られる人と、人間によるe-mailでなければ効果が得られない人とで、性格傾向になんらかの差があるのなら、コンピュータでもいけるかどうかを判定するアセスメントプログラムもweb上に用意しとくとかしたら、結構うまくいくんではないでしょうか?


まあ、それでも私は対面の面接のほうが好きなんで、遠慮しときますがね。
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