しゅう兄さんの臨床心理士的生活-臨床心理士の病院実習心得-

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2006.10.05(木)

臨床心理士の病院実習心得

私が学生の頃には、学外実習というのはほとんどありませんでしたが、最近の臨床心理士指定大学院では、学外の病院実習なんかをわりと積極的に行うところが増えているようですね。

うちの病院でも、ちょこちょこ実習生を受け入れているのですが、受け入れ側の私自身が病院実習をほとんど経験していないので、実習の進め方をどうしていこうか、四苦八苦しながらやっているのが現状です。

それは実習の受け入れ側である我々もそうなのですが、実習を受ける学生や送り出す大学院も同じことのようで、実習依頼書をどう書いたらいいのかから始まって、実習先でどのように動いたらいいのか、実習が終わったあとはどうするのかなどわからないことだらけのようです。

まあ、指定大学院になり、実習が義務付けられてからまだ日も浅いので、仕方のないことですけどね。

ただ、このあたりのお作法的なことは結構大事なことで、特に病院であれば、他のコメディカルの実習もありますので、どうしても比べられてしまうんですよね。たんに知らないからできていないだけなのですが、他職種からは、「心理の学生さんは、ちょっとイケてないよねえ?」みたいなことになると、私はもとより、心理の業界全体にとってもマイナスだと思います。それと、もし、学生さんが自分の実習先に就職したいと思ったら、どうしても実習中の振る舞いも採否のポイントになってきますから、やはり他職種から見ても妥当といえる、実習のお作法は知っておいたほうがいいのではと思います。

そんなこんなで、“しゅうが考える”臨床心理士の病院実習でのお作法を挙げてみたいと思います。


【依頼から実習開始前日まで】

まだまだ今の時代、学生自ら実習を探してこなければならないことも多いようですが、ダメ元で“面識のある心理士”に頼んでみましょう。
→実習を受ける側としては、大学の教員から頼まれたのであれば、いちおうその先生がある程度の責任を引き受けてくれるってことだろうなあと思えますが、学生個人から頼まれた場合、知らない子をとるのはさすがに不安です。

関係性にもよりますが、自分の都合で曜日や時間を限定するのは極力避けましょう。
→「○曜日は○○の実習に行ってますので、そちらには行けませんが、それ以外でしたら、いつでも大丈夫です!」くらいの感じだと、取る側はありがたいです。どうしても限定したければ、「夏休み期間中の8,9月の間で、どこか1週間ほど実習に行かせていただけたらありがたいのですが」とかならいいかな。取る側も暇ではないので、「10月の上旬に2週間実習に行きたい」とかいうような頼み方をされると、ちょっと引き受けにくいです。

日取りが決まったら、指導教官に依頼書を書いてもらいましょう。
→誰宛ての依頼書にするか、送り先はどこか、実習依頼先の心理士さんに要確認。一般的には、病院長宛ての依頼状を作成し、担当心理士へ送付(もちろん職場ですよ)というのが多いでしょうか。

実習開始の1週間前くらいまでに、初日の段取り(時間や場所)を確認しましょう。服装やその他の持ち物、注意事項なども聞いておきましょう。
→どのような服装で実習を受けるかは病院により違います。ちなみに実習時間中の服装がどのようなものであっても、特に指定のない限り、病院へはスーツで通いましょう。夏場だからと言って、ジーンズにTシャツで通ったりすることのないように。あと、昼食をどうしたら良いかも忘れずに聞いておこう。

実習開始日までに、その病院の特色や患者層、心理士が行っている業務などについて、予習をしておきましょう。
→病院のホームページや、実習担当心理士の論文・学会発表などはチェックしておく。




【実習期間中】

朝は余裕を持って病院に着くように。
→遅刻厳禁です!遅くとも15分前までには、着替え終えて、実習に入る準備をしておくこと。

髪型・化粧・爪をチェック。
→女性で髪が長ければ、邪魔にならないように束ねておく。男性はきちんと散髪しておく。整髪量は無香料。化粧も無香料。そして薄化粧で。爪は切っておく。マニキュアは論外!

挨拶は大事!
→心理士だけでなく、他職種にもきちんと挨拶を。当然患者にも挨拶を。

言われた課題は必ずこなす。
→実習中に、課題が出されたら、きちんと行うこと。

実習中に言われたことは自宅で復習を。
→何度も同じことを言われたり、質問したりすることのないように復習を。

わからないことは、きちんと質問する。
→質問がなければわかったものとして進みます。質問が許される場面なら、その場ですぐに質問を。

心理検査をやることになったら、マニュアルは暗記してくるように。
→「覚えてなくていいから」と特に言われたりしていなければ、マニュアルを暗記してから、心理検査を行うように。

他職種の人から話しかけられたら、丁寧に受け答えすること。
→大学院生である皆さんよりも年下の職員は、結構多いです。仮にそうであっても、きちんとした敬語で丁寧に受け答えしましょう。

体調管理に気をつけよう。
→実習期間中、欠席することのないように、体調管理には細心の注意を。

体調を崩したときは、速やかに申告を。
→病院によっては、それが院内感染などによるものかもしれません。速やかに報告してください。また、下痢や発熱の場合、可能な限り、病院に行く前に担当心理士に連絡し、行ってよいかどうかの判断を仰いでください。病院によっては、ノロウィルスやインフルエンザの流行期の下痢や発熱に対して、出勤停止の措置をとっているところもあります。事前に連絡がとれなかった場合は、病院到着後、速やかに報告しましょう。

「やってみる?」と聞かれて断らない。
→せっかくの実習です。担当心理士の判断で、皆さんにやってみさせても良いと思ったものであれば、積極的にやってみましょう!

担当心理士の指示には従う。
→実習担当心理士が明らかな倫理規定違反をしている場合を除いて、実習中はその病院の心理士の指示に従ってください。

担当心理士の指示を受けずに患者と接触しない。
→自分で勝手に部屋に行ったりしないように。

患者の個人情報を持ち帰らない。
→私物にメモしないこと。

自分の電話番号や住所を患者に教えない。
→これは一般的な心理面接での注意事項にもありますね。



【実習期間終了後】

指導教官に実習終了の報告を行う。
→担当心理士から指導教官に連絡があった際に、知らなかったでは困りますので。

お礼状を出しましょう。
→封書で出すほうが良いようですが、実習期間が短い場合は葉書で結構です。実習終了日から日をおかずに、お礼状を出しましょう。なお、一般的な「手紙の書き方」のお作法はきちんと守りましょう。

患者や組織に関する守秘義務は実習終了後も続きます。
→他所でしゃべることのないように。



いかがだったでしょうか?当たり前の話もあれば、知らなかった話もあるかもしれません。いちおう私の今の病院、前に非常勤で行ってた病院なんかでの、他職種の実習を参考にまとめさせていただきました。

現役の心理士さんで、他に気がつかれたことなどありましたら、お教えいただければ幸いです。

参考になったら幸いです。てことでランキングを→
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│posted at 12:50:46│ コメント 6件
≫コメント 
始めまして。私は、アメリカで臨床士をしているものです。私の働いているクライシスセンターは、臨床士、精神科医師と看護士が一緒に精神病と薬物治療に取り組んでいます。臨床士のインターン、実習生も、取っている増す。私も実習をそこでした経験があるので、実習だどんなに大変だったか、特に精神的に、覚えています。今実習生を指導する立場になって、指導するものの大変さも実感しています。実習生の学習したいという意欲を失わないように、指導するのは結構気を使い、私自身の勉強にもなります。うちの来るクライアントは、慢性的な病気や問題を抱えていて、経済的にもスキル的にも制限があり、触法関係や知的障害を持つクライアントも受け入れるので結構大変です。私の働いているところでは、短期入院を行うので、患者さんは24時間病棟にいるので、個人のカウンセリングとグループカウンセリングをするので、実習生が学ぶことはたくさんあり、恵まれた環境ですが、クリ二シャンの決断が毎日必要とされるので、早期の行動や判断力を必要されます。やはり看護士や精神科医師などと、ともに治療を行うために、実習生が怠慢な行動をしているとすぐに、指摘されるし、入院する日数の制限もあるので、実習生にとっては大変なところだと思います。実習生の苦労をサポートしていくことも、指導者の仕事なのの、たまに私のほうもストレスで肩がこったりとするときもあります。私は、直接のスーパーヴァイザーではありませんが、独立した資格を持っている臨床士でスパーヴァイザーよりも実習生と身近に働いているので、実習生と治療の相談をしている時間が多いのです(これも私の仕事場で必要条件です)。実習生によく言っていることは、どんな小さな質問でもわからなかったら、聞くことが大切ということです。特に、チームでクライアントの治療を行っているので、勝手に先走ったりまちがった情報をクライアントに提供する事は、クリにシャンとクライアントの信頼関係にも、良くないし臨床者としての倫理規定、ethics、にも反することでもあるためです。指導するということは、結構大変だなってことをつくつくづく感じています。あまり参考にならなかったらすいません。
ともこ│URL│posted at 2006-10-19(Thu)│編集
>ともこさん

コメントありがとうございます。ともこさんは、アメリカの心理士さんなんですね。日本の現状を実際にご覧になられたら、びっくりされることと思います。それくらい日本は遅れています。

文章を拝読していると、実習生もチームアプローチの一員として、それなりの役割を果たすことが求められているようですね。日本ではまだまだです。

>あまり参考にならなかったらすいません。

とんでもないです。ありがとうございました。日本語がちょっと読みにくかったですが、ノープロブレムです。
(日本語がネイティブではないんですよね?)
しゅう│URL│posted at 2006-10-24(Tue)│編集
おはようございます。日本語のことですが、私は、一応日本人で高校卒業してからこちらに来ました。今年で17年くらいアメリカにいることになります。もう、あまり日本語なんて使わないので、言い回しなんか変な感じの日本語使うことがよくあって、恥ずかしいんですけど。。こちらで、インターンを指導するには、指導者に資格がいるんです、忘れていました。今は、日本で臨床とか精神医学の治療が欧米に比べて遅れているといわれますが、治療者や治療施設の必要性が増加していますよね。歯がゆい感じが時々します。
ともこ│URL│posted at 2006-11-08(Wed)│編集
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-││posted at 2006-12-30(Sat)│編集
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-││posted at 2007-01-07(Sun)│編集
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-││posted at 2007-02-07(Wed)│編集
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