しゅう兄さんの臨床心理士的生活-うつ病の薬物療法-

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2006.09.30(土)

うつ病の薬物療法

うつ病:適切な治療を受けているのは1/4 学会、研修の実施検討(毎日新聞)

うつ病の治療は「1種類の抗うつ剤を一定期間、一定量出す」というのが基本で、症状を診ながら別の薬に切り替えていく。だが、こうした治療方法を知らない医師が多く、問題になっている。精神疾患は統合失調症、パニック障害、アルコール依存症など多岐にわたり、うつ病の治療法をきちんと知らない精神科医が多いという。



う~ん・・・。精神科医ならこんなこと知ってるとばかり思っていましたが、知らない精神科医が多いんですか・・・。

うつ病患者から職場復帰の相談を受けてきた内科出身の富士電機システムズの産業医、堀川直人さん(43)は「2種類の薬を少量しか出されていない患者が多く治療に疑問を感じる」と話す。



っていうのは、内科で治療を受けてるとか、うちのような総合病院で脳外科医や神経内科医が処方をしている場合によく見かけます。パキシルとか、トレドミンとか、副作用の少ない薬が出てからは、精神科医以外でも処方しやすくなったようですが、必要量処方されているケースはまれで、大体はパキシルなら必要量40mgのところが、増量せずに、ずーっと10mgだったりとかします。脳血管障害を伴う高齢の患者には、たくさん出したくないのでしょうけど、どうせ出すんだったら、気休めではなく、きちんと出してほしいなあと思うことしばしばです。

で、そんなときって、「僭越ながら・・・」という感じで、投薬内容を再考してくれるよう頼むか、精神科受診を検討してもらうかするんですけど、その精神科でもちゃんと薬物療法が出来ないとなるとねえ・・・。

たしかに、精神科にかかっているクライエントに処方内容を聞くと、まれに不可解な内容の時もありますが・・・。


また、病院選びについて国立精神・神経センター武蔵病院の樋口輝彦院長は「当面は大学病院や総合病院の精神神経科、うつ病専門の開業医にかかるのがよい」と話す。



そんな状況で、うつ病の専門医ならいいとして、総合病院や大学病院だったら安心だって言えるんですかねえ?


◆適切な薬物療法の6条件◆

 (1)標準治療を知っている

 (2)副作用とその対策を熟知

 (3)薬の種類を減らそうとする

 (4)複数の薬を使う際、納得できる説明ができる

 (5)薬の少量投与(ちょこ出し)をしない

 (6)薬の飲み心地をいつも聞く

 ※防衛医科大学校精神科学講座・野村総一郎教授による



ですって。まあ、当たり前っちゃ当たり前ですわな。Ranking

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│posted at 21:42:03│ コメント 4件
≫コメント 
 先日、うつ治療の著名な先生とお話させていただいたのですが、やはり「うつ病をきちんと診断し、治療できる精神科医が少ない。内科医など身体科は言うまでもない・・・」ということが問題なようです。
 うつ病の診断は、適応障害あるいは身体合併症によるものなどとの鑑別、抑うつ性人格障害や気分循環性障害など、実はかなり難しいのですが、「あーうつ気分ね。はい、SSRI出せばいいんでしょ」という感じで対処しているところが多いですよね。
 
teto2005│URL│posted at 2006-10-01(Sun)│編集
>teto2005さん

>「うつ病をきちんと診断し、治療できる精神科医が少ない。内科医など身体科は言うまでもない・・・」ということが問題なようです。

やはりそうなんですか・・・。なんとも心許ないことですよねえ・・・。

>うつ病の診断は、適応障害あるいは身体合併症によるものなどとの鑑別、抑うつ性人格障害や気分循環性障害など、実はかなり難しいのですが、

臨床的には、身体疾患やdementiaによる二次症状をきっちり鑑別しててくれれば、あとは多少人格障害ぽくても、適応障害のレベルであっても、まあいいかなと私的には思うんですが(まあいいというか、まだマシって感じ)、

>「あーうつ気分ね。はい、SSRI出せばいいんでしょ」
って感じで、鎮痛薬みたいに薬を出されて日にゃあ・・・(以下自粛)。
しゅう│URL│posted at 2006-10-01(Sun)│編集
私は恐怖症障害(強度の不安)=パニック障害を持っているんですが、ただ先生に「病院に通って長いよね?」とか・・訳のわからない事を語られています。薬もいつも同じで・・
かと思えば適当に躁鬱病だの・・勝手にまた名前をつけたりして・・意味不明の先生が多い感じがします・・
しょう│URL│posted at 2006-10-07(Sat)│編集
>しょうさん

こんにちは。お久しぶりです。

>かと思えば適当に躁鬱病だの・・勝手にまた名前をつけたりして・・意味不明の先生が多い感じがします・・

精神科領域の診断は難しいみたいですけどね。目に見える所見があるわけでもないですからねえ・・・。使用している診断基準によっても診断は変わりますし。
しゅう│URL│posted at 2006-10-07(Sat)│編集
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