しゅう兄さんの臨床心理士的生活-亀田興毅の試合はつまりこういう事です。-

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2006.08.04(金)

亀田興毅の試合はつまりこういう事です。

なんか、亀田の世界戦を放映したTBSに苦情の電話が6万件もあったそうですね。番組開始から試合開始までが長すぎるっての苦情はわかるにしても、判定結果についてTBSに電話してどうするんですかね??どうしても抗議したいんだったら、WBAに電話しなよって思いますが・・・。

さて、このブログでも試合終了直後に亀田興毅、勝利!!!というエントリーを書きましたが、苦情(?)が寄せられています…。


すみません。私もただの臨床心理士でして、WBAの関係者じゃないんですけど?

てわけで、私にはあの試合がどうだとか言う権利も義務もありません。ただ、亀田の記事を書いた行きがかり上、無視ってのもなんですので、ボクシングの試合の仕組みをちょこっとだけ解説させていただきまして、あとは皆様にご判断いただければと思います(私の意見もちょこっとだけ書きますが・・・)。



まず、ボクシングというのは、極々簡単に言うと、

「殴って相手を倒してその相手が立ち上がれなければ試合終了」

って感じなんですが、実際には、「倒れなかったらどうすんだ」とか、「倒れてもすぐ立ち上がったらどうすんだ」とか、「アクシデントで怪我したらどうすんだ」とかいろいろなケースがあるので、それらを解決するためのルールが設けられています。

大雑把なルールはこちらに分かりやすくまとめられてますので、どうぞ。
ボクシング-Wikipedia- 勝敗 プロ
ボクシング-Wikipedia- 勝敗 採点方法


というわけで、ボクシングは採点による判定を行っています(ボクシングに限らずラウンド制を設けている格闘技は皆そうです。)。これが勝敗をわかりにくくしてるんですよね。ちなみに、空手とか、柔道とかだと、ラウンド制ではないので、5分なら5分試合をやって、複数いる審判がそれぞれ、どちらかに旗をあげる(優勢と判断する)か、引き分けかを判断し、過半数の旗が揚げられた選手が勝ちとなるので、比較的わかりやすくなります。

さて、ボクシングの判定の仕組みをもう少し詳しく説明しますと、例えば今回のような12回戦(12ラウンドやるってこと)で、A選手が1ラウンドと9ラウンドの2回ダウンし、B選手は一度もダウンしなかったとします。

普通の感覚ではB選手の勝ちだと思うかもしれませんが、もし、残りの10ラウンドはいずれのラウンドでもA選手が押し気味だったとジャッジ(採点者)が判定したら、採点では

A選手:10点×10R+ 8点×2R=116点
B選手: 9点×10R+10点×2R=110点

となり、116対110でA選手が大差の判定勝ちとなるわけです(実際にはこういう採点を3人のジャッジが行い、多数決になります。)。

これでも、何だか実感としてはわかりにくいかもしれませんが、最近の試合が特にわかりにくくなっている原因として、マストシステムの採用が挙げられます。

これはどういうシステムかというと、互角に見えるラウンドであっても、どのラウンドも必ず差をつけなければならないということです。

例えば、上の例で言うと、もし、ダウンがあった1ラウンドと9ラウンド以外の残り10ラウンドがまったくの互角に見えた場合、従来の採点方式では、互角のラウンドを10対10として、

A選手:10点×10R+ 8点×2R=116点
B選手:10点×12R      =120点

となり、B選手の勝ちになります。ところがマストシステムだと、たとえ互角に見えたラウンドであっても、必ず差をつけなればならないので、極端な話をすると、ジャッジによっては

A選手:10点×10R+ 8点×2R=116点
B選手: 9点×10R+10点×2R=110点

と判定したり、逆に

A選手: 9点×10R+ 8点×2R=106点
B選手:10点×12R      =120点

となったりもし得るわけです(※あくまでも可能性の話です。実際にはここまで極端なことにはなりませんがね。)。

じゃあ、互角に見えるラウンドに、いったいどうやって差をつけるのかってことですけど、これには明確な基準がありません。ジャッジによっては手数(パンチを出した数)を重視する人もいれば、有効打数(相手に効いたパンチの数)を重視する人もいるし、そのいずれも互角だったら、あとは“印象”になるわけです。

この“印象”が曲者で、ホーム(地元)の選手がちょっとパンチを出したら、「ウワー」っと客席が盛り上がりますよね?当然その声はジャッジにも入ってくるわけで、どうしてもそういうものに惑わされがちです。それに、有効打かどうかの判定自体も、同じくらいの強さでパンチが当たったとしても、例えば今回の場合なら、亀田のパンチがランダエタに当たった時のほうが、ランダエタのパンチが亀田に当たった時より、明らかに歓声が大きくなりますので、亀田のパンチのほうが効いているような気がしたかもしれません(実際にジャッジに聞いたわけではないので、知りませんが。)

「そんなのおかしいじゃないか!」っていう意見が出るのはわかりますが、これはある程度仕方のないことかと思います。実際にリングサイドで試合を見るとよくわかります。やっぱりある程度は、盛り上がってる側の選手が勝ってるように見えるもんです。この傾向はテレビよりもリアルに見るほうが顕著です。

こういうのをホームタウンデシジョン(ディシジョン)と呼びます。
ホームタウンディシジョン Wikipedia

選手もこういうことはよく知っているので、「アウェーで戦うときは、KOして勝つ以外には勝てない」と、思っていたりもします。特に国際試合ではなおのことです。

ランダエタが抗議しないのは、そのあたりの潔さだと私は思っていますが、いかがでしょうかね? >八百長論者さま

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│posted at 22:15:17│ コメント 2件
≫コメント 
これは、採点ルールの説明であることはわかりますが、亀田が勝利したことの実質的な理由を説明するものとはなっていません。

亀田勝利の実質的な理由は、
「亀田が優勢だった」
ということではないですか?

それを一言も触れずに、「ルール上ありうる」というだけでは主張として弱いと思います。
採点ルールが亀田勝利という結果の正当性を担保するものではあっても、その結果を導き出す採点内容自体に疑問が持たれているわけですからね。
kenji47│URL│posted at 2006-08-05(Sat)│編集
>kenji47さん

コメントありがとうございます。

>これは、採点ルールの説明であることはわかりますが、亀田が勝利したことの実質的な理由を説明するものとはなっていません。

おっしゃるとおりですが、

>ボクシングの試合の仕組みをちょこっとだけ解説させていただきまして、あとは皆様にご判断いただければと思います(私の意見もちょこっとだけ書きますが・・・)。

とエントリー中に書いたように、元々、「亀田勝利の理由」を解説する意図はありませんので・・・。

正しくルールを理解し、ボクシングの採点で“よくあること”を考慮に入れたうえで、読者の皆様それぞれが、「亀田勝利の理由」を考えればいいかと思います。

上記エントリーは、その参考資料として提示させていただいただけのことです。

それと、

>亀田勝利の実質的な理由は、
>「亀田が優勢だった」
>ということではないですか?

ということですが、そう判断される理由がわからないというのが多くの人の疑問ですので、それは実質的な理由にはならないのではないですかね?

世間では、「亀田が優勢だった」と判断される実質的な理由は「ジャッジの目が節穴」なのではなく、「八百長」だったからだという意見などがあるようですよ。


しゅう│URL│posted at 2006-08-05(Sat)│編集
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