しゅう兄さんの臨床心理士的生活-ちょっと高いけど・・・-

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2006.06.29(木)

ちょっと高いけど・・・

スクールカウンセラーってのは、約10年前に始まった、学校の心理カウンセラーなんですけどね、この時給ってのがだいたい5,000円~5,500円なんですよね。

大学院を出て何年も経たない臨床心理士にこの額を払うのは、仕事の能力を勘案するとはっきり言って高すぎると思いますが、スクールカウンセラーとして求められる仕事が“きちんと”できる人への対価としては、こんなもんじゃないかなと思うんですよ。というのは、年間を通して仕事があるわけではないですし、非常勤職員という不安定な立場を考えれば、まあ妥当かなと。

県内スクールカウンセラー 報酬単価が全国最高(日本海新聞 2006/6/29)

ってニュースが出てましたが、

 鳥取県内の臨床心理士などの資格を持つスクールカウンセラーの報酬単価(一時間当たり)が全国で最も高く、全国平均を約二千円上回っていることが、二十八日の県議会本会議で明らかになった。質問した浜田妙子議員(きずな)は報酬の高さに疑問を呈し、片山善博知事は「点検してみる必要がある」と見直す姿勢を示した。
 浜田議員によると、県内のスクールカウンセラーのうち、臨床心理士、精神科医などの資格を持つ「有資格者」の報酬単価は七千二百六十円で青森県と並んで全国で最も高く、五千円から五千五百円の全国平均より約二千円高い。



5,000円でも高いのに、7,000円ってのは確かに高すぎるとは思うんですけどね、これ、ある意味仕方ないと思うんですよ。鳥取県の臨床心理士の数が他県と比べて圧倒的に少ないというのを考えると、これくらい出してやっと来てもらえるというのが現状なんですよね。どことか言えませんが、時給は5,000円でも、近くに来てくれる人がいなくて、交通費・宿泊費を出して遠方から呼んでるとことかもあります。

それより、

 さらに「準ずる者」とされる資格を持たない元教員などのカウンセラーについても他県の平均が三千百八十三円に対し、鳥取県では最も高い人が七千円で、全国の有資格者の平均報酬より高いという。
 浜田議員は「準ずる者」の中に教員退職者が多いことも取り上げ、学校外からの専門性が求められるという本来の目的と違うことを指摘。片山知事は「それも含めて点検したい」と述べた。



この「準ずる者」の7,000円のほうをどうにかしたほうがいいでしょうね。海外で臨床心理士相当の資格を取得してるとか、精神科医とかなら、「準ずる者」としてもいいと思いますが、現実には、臨床心理学の素養がほとんどない、退職教員なわけですから、準じてないんですよね。基本的には全員「心理職」にすべきと思います。

ちなみに鳥取県は「準ずる者」の割合が、他県と比べるとえらい高いんですよね。

臨床心理士 わずか半数 スクールカウンセラーの現状(日本海新聞 2005/5/18)

によると、

 倉吉市内の学校で週四時間のカウンセリングに当たる臨床心理士の灘本百美さん(49)は「鳥取県は全国と比べて有資格者が少ない。東京などは臨床心理士が100%なのに…。資格のない人は緊急支援の対応の遅れも懸念される」と指摘する。
 実際、県内では四十二人のうち、臨床心理士は半数のわずか二十一人で、退職教員がほとんど。



そりゃ、いくらなんでも多すぎるでしょ・・・。スクールカウンセラー事業とは違う事業になってますて・・・。

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│posted at 21:25:15│ コメント 7件
≫コメント 
兄さん。はじめまして!
浜田議員は、確か地方局のアナウンサーを退職した後に、臨床心理士の資格をとるために大学院に進み、次にしたいことをするということで、選挙に立候補したようです。
鳥取県は、特に足りないという話はいろんなところから聞いていましたよ。
島根県と隣接しているので、掛け持ちしている人もいるようです。
箱庭や思春期で有名な、岩宮恵子先生もSCをやっているようでした。
地方の足りなさは深刻で、大学院卒業後の重要な収入源としてSCがあるのは間違いありません。。。
ヤタガラス│URL│posted at 2006-06-30(Fri)│編集
>ヤタガラスさん

はじめまして!コメントありがとうございます。

>浜田議員は、確か地方局のアナウンサーを退職した後に、臨床心理士の資格をとるために大学院に進み、次にしたいことをするということで、選挙に立候補したようです。

そうなんですね。さっき、プロフィール見ましたが、アナウンサーを辞めた後、大学の学部から入りなおしてられるんですね。院出てからすぐに議員になられているようですが、臨床経験もあるんでしょうか?

>地方の足りなさは深刻で、大学院卒業後の重要な収入源としてSCがあるのは間違いありません。。。

足りないのはわかりますが、たとえば、この前のエントリ
http://syuaniki.blog33.fc2.com/blog-entry-223.html
でも書いた「常勤SC」とか、非常勤で高給を出すのなら、病院や大学の心理士を活用するとかを考えたほうがいいのかなと思います。7,000円でなくて5,000円であったとしても、新卒には高すぎですよ。使いもんにならないんですから。
しゅう│URL│posted at 2006-07-01(Sat)│編集
 はじめまして。とみゃー。ともうします。m(_ _"m) 学生の立場ながらこのトピックに大変興味を持ちまして、書き込みさせていただきました。

 地方の臨床心理士不足はなかなか深刻ですよね。。。山形でもそれが問題になっていて、うちの教授がわざわざ単身赴任して、「山形の臨床心理士100人化計画」なるものをしていると言ってました(実話)。

>大学院を出て何年も経たない臨床心理士にこの額を払うのは、仕事の能力を勘案するとはっきり言って高すぎると思いますが、スクールカウンセラーとして求められる仕事が“きちんと”できる人への対価としては、こんなもんじゃないかなと思うんですよ。というのは、年間を通して仕事があるわけではないですし、非常勤職員という不安定な立場を考えれば、まあ妥当かなと。

 確かに、「割のいいバイト」程度にとらえられては困りますし、体制によっては運営自体を丸投げされてしまうところもありますよね(;´Д`A ```仕事へのモチベーションの部分からも、ある程度の額をいただくことは必要ではないかとおもいます。

>5,000円でも高いのに、7,000円ってのは確かに高すぎるとは思うんですけどね、これ、ある意味仕方ないと思うんですよ。鳥取県の臨床心理士の数が他県と比べて圧倒的に少ないというのを考えると、これくらい出してやっと来てもらえるというのが現状なんですよね。

 ちなみに、山形は人材的にも費用的にも現状は厳しいらしくて(特に費用は)、若い臨床心理士自体が少ないので、大学でも病院でも臨床心理士の先生方も大忙しだと聞いています。それでも7000円とかもらっていないはず。。。(財政の差?)
 なので、山形で臨床心理士をしている人は「生活していくために他大学の非常勤講師やら病院のテスターやら専門機関のお手伝いやら色々しなくてはいけない」と聞きました。

>この「準ずる者」の7,000円のほうをどうにかしたほうがいいでしょうね。海外で臨床心理士相当の資格を取得してるとか、精神科医とかなら、「準ずる者」としてもいいと思いますが、現実には、臨床心理学の素養がほとんどない、退職教員なわけですから、準じてないんですよね。基本的には全員「心理職」にすべきと思います。

 山形ではSCに退職教員というのは聞いたことなかったんですが。。。私も、教員とはまた独立した立場の「心理職」がSCに立つからこそ意義があると思います。

 ですが、最近は教員でありながら研修制度で第一種大学院へ通い、臨床心理士になるという「教員カウンセラー」が増えているらしいです。教員カウンセラーがいたら。。。SCってどうなるんでしょうか?漠然としていますが、現場の皆様から何かご意見いただけたらうれしいです。

>7,000円でなくて5,000円であったとしても、新卒には高すぎですよ。使いもんにならないんですから。

 確かに、教育現場でのSCはその立場の確立から始まって、児童・生徒はもちろん保護者や教職員をも対象にしなくてはならないし、問題も心理的なものから教育・学習の面、家庭問題、教員同士の人間関係などなどかなり広い場面に対応していかなければならないものだと思います。非常勤の場合は特に学校になじむこと自体大変だと聞きました。それを考えると新卒でやれることって。。。かなり限られてきますよね。スキル的にも経験的にも、何より立場的にも。

ヤタガラス様が
>地方の足りなさは深刻で、大学院卒業後の重要な収入源としてSCがあるのは間違いありません。。。
 とおっしゃっていましたが、SCの意義としてとらえ方がそれでいいのかなーと。。。これから大学院に行こうとしている私が言うのも微妙ですが「貴重な収入源」だからやるのか。もしくはやらざるをえないのか。現状として大変気になる辺りです。

でも。。。まだ現場を見ていない、学生の理想論の部分が多いかもしれませんよね。色々勉強になりました。ありがとうございましたm(_ _"m)
とみゃー。│URL│posted at 2006-07-03(Mon)│編集
>とみゃー。さん

はじめまして。長文でのコメント、どうもありがとうございますm(_ _)m

山形県もSC少なそうですねえ・・・。県内の指定大学院って、山形大学だけですかね?結局地元の指定大学院卒生に頼らざるを得ないので、少なくなるんでしょうねえ・・・。

>最近は教員でありながら研修制度で第一種大学院へ通い、臨床心理士になるという「教員カウンセラー」が増えているらしいです。教員カウンセラーがいたら。。。SCってどうなるんでしょうか?漠然としていますが、現場の皆様から何かご意見いただけたらうれしいです。

そうですね。教育大系の指定大学院はだいたいどこでも現職教員の枠がありますからね。ただ、彼らがSCやることって少ないと思いますよ。たいていは内地留学なので、指定校卒業後にまた教員として現場へ戻られますからね。多くが「臨床心理学を学んで、臨床心理士資格を持っている教員」ということであって、「教員カウンセラー」というわけではないかと。なので、SC制度とは基本的にかかわりないはずです(教育相談所には臨床心理士資格を持つ、「教員カウンセラー」もちらほらいますが)。

>確かに、教育現場でのSCはその立場の確立から始まって、児童・生徒はもちろん保護者や教職員をも対象にしなくてはならないし、問題も心理的なものから教育・学習の面、家庭問題、教員同士の人間関係などなどかなり広い場面に対応していかなければならないものだと思います。

教員対象のコンサルテーションが多いので、そのへん新卒だと難しいですよね。

えと、気になったのですが、「教育・学習の面」はSCが積極的に介入すべきではないと私は思います。ここは教員の領域なのでね。あと、関わることはあるかもしれませんが、「教員同士の人間関係」もSCの仕事の範囲外かと。そのへんは、病院臨床だからと言って、必ずしも、職員のメンタルヘルスや、職員同士のいざこざとかにまで介入しないのと
同じかと(介入することが求められている職場も中にはあるかもしれませんが、私はそこに介入すべきではないと思っています。治療構造上難しいので)。

p.s.大学院受験生なのですね。暑い季節なので夏バテに気をつけて、頑張ってください!



しゅう│URL│posted at 2006-07-03(Mon)│編集
>しゅう兄さん様

 こんにちは。まとまりのない長文コメントにもかかわらず、丁寧にコメントいただきましてありがとうございます。

>県内の指定大学院って、山形大学だけですかね?

そうですね。お隣に東北大学があるので、基本的に地元残留組は山大or東北大という選択肢になりますが。。。どちらかといえば仙台の方が待遇しっかりしてるらしく、あまり戻ってくる人は聞きません(;´Д`A ```

>彼らがSCやることって少ないと思いますよ。たいていは内地留学なので、指定校卒業後にまた教員として現場へ戻られますからね。多くが「臨床心理学を学んで、臨床心理士資格を持っている教員」ということであって、「教員カウンセラー」というわけではないかと。

 大変分かりやすい解説、ありがとうございました!!ある研修会に行ったとき、周りに「教員カウンセラー」の人がたくさんいて、なんかSCさんの影が薄い印象を受けたので。。。そうですね、あくまで教員なんですよね。( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・

>えと、気になったのですが、「教育・学習の面」はSCが積極的に介入すべきではないと私は思います。ここは教員の領域なのでね。あと、関わることはあるかもしれませんが、「教員同士の人間関係」もSCの仕事の範囲外かと。
>(介入することが求められている職場も中にはあるかもしれませんが、私はそこに介入すべきではないと思っています。治療構造上難しいので)

 今までの講義では「教員同士の人間関係の部分での相談も多い」と聞かされていたので、私の中で少し誤解して理解していたかもしれません。そうですよね、「教員の領域」なんですよね。とてもいいことを学びました。m(_ _"m)ペコリ

>p.s.大学院受験生なのですね。暑い季節なので夏バテに気をつけて、頑張ってください!

ありがとうございますm(_ _"m)ペコリ
もう院試まで日がないのですが、やるだけのことはやって、頑張りたいと思います。

とみゃー。│URL│posted at 2006-07-04(Tue)│編集
>とみゃー。さん

>「教員同士の人間関係の部分での相談も多い」と聞かされていたので、私の中で少し誤解して理解していたかもしれません。

いや、相談が多いのは事実かと思います。私は病院勤めですが、そういう相談もよくされます。ただ、それに真正面からつきあってしまうと、その人達は“クライエント”になってしまうのですよね。そうすると、本来のコンサルテーション業務がやりにくくなると思うんですよ。私はその手の相談には“それなり”に応じるようにしてます。

まあ、いろんな見解がありますので、あくまでも私の個人的な見解と思ってください。

p.s.とみゃー。さんのブログをリンクさせていただきましたが、差し支えがあればおっしゃってください。
しゅう│URL│posted at 2006-07-05(Wed)│編集
>しゅう兄さん様

>ただ、それに真正面からつきあってしまうと、その人達は“クライエント”になってしまうのですよね。そうすると、本来のコンサルテーション業務がやりにくくなると思うんですよ。

 確かに、コンサルテーションを習ったとき先生から「コンサルティから個人的な悩みを持ち出されたら“それは今持ち出すべき話題ではない”と区切りを明確にすべき」と言われました。。。現実はそううまく区切れない部分もあるらしいですが、そのままにしておくと関係が崩壊するか、完全のしかかりの状態にさせてしまうから、と。
 やっぱり現場って色々あるんですね。また勉強になりました。m(_ _"m)ペコリ

>とみゃー。さんのブログをリンクさせていただきましたが、差し支えがあればおっしゃってください。

 差し支えどころかむしろ恐縮です!!今後ともよろしくお願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ
 あと、先日私の記事にコメントいただいたとき、しゅう兄さん様の記事にリンクを張っていただきましてありがとうございました。
あの記事は前読んだときも大変参考にさせていただいた記事でしたので、私の方の記事のTBとさせていただきました。こちらこそ、もし差し支えあればおっしゃってください。
とみゃー。│URL│posted at 2006-07-06(Thu)│編集
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