しゅう兄さんの臨床心理士的生活-障害受容-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
│posted at --:--:--│
2005.11.12(土)

障害受容

うちの病院は脳の疾患で麻痺の残る患者さんが多いのもあって、障害受容って言葉をよく使うんですけど、あの言葉、あまり好きではありません。

「障害を受容する」ってそんなに簡単なことなんですか?

よくカンファレンスなんかで、

「全然障害受容できてないし、もうちょっと受容してくれないと・・・」

とか、

「障害受容できてないから、リハビリに意欲的にならなくて困る」

とか言ってるけど、身体が麻痺してるんですよ?数ヶ月やそこらで受け入れれる訳ないでしょうよ。

それに、障害受容って出来なきゃダメですか?受容できずに、ずっと恨みつらみ言ってたらダメなんですか?


障害受容の押し付けは
怪しげな新興宗教みたい



で、なんだか気持ち悪いです。


障害受容できない気持ちも“受容”するのが医療者の務めでは・・・?と思う今日この頃です。


ご愛読ありがとうございます。
障害受容って簡単に言わないでよねって思う方は 
⇒ ランキングをポチっと
スポンサーサイト





│posted at 18:55:56│ コメント 19件
≫コメント 
はじめまして。トラックバックありがとうございます。私も障害受容においては同じように思います。

誰かがどうこうしたからって、障害をすぐに受容できるもではありません。それに、どこからが受容と捉えていいのかも疑問です。

たとえ傍目には受容できたように見えても、どんなに年数がたったとしても、やっぱり一生、ふとしたときに考えるってのはあると思うんですよ。ただそれを口にするか、態度に出すかどうかって問題でもあると思います。

クライエントがそれを言葉にしたとすれば、治療者は受け入れるべきだと思います。だって「言葉にする」ってだけでもすごいじゃないですか。本当に闇の中にいるときは、言葉にできずにただイライラすることの方が多いと思うのです。場合によっては、クライエントと治療者の間に信頼関係が築けた段階なのかもしれません。

そういう私も、受容しなければならない問題があります。もちろん完全に受容して「仕方ない」とか思えるわけがありません。だけど「そういう自分も、まぁ、自分なんだな」って思うことが、私なりの受容だと思ってます。

周囲はそれを「受容できていない」と思うかもしれませんが。受容なんて、それぞれの人で尺度が違ってくるだろうし…。

人の心って、何かの尺度ではかれるほど、そんなに単純なものじゃないですよね。
ふーみん│URL│posted at 2005-11-12(Sat)│編集
こんにちは~。すれ違いつつこちらでは初めまして~。

障害受容させたい人はね~
患者が受容みたいなもんをしてくれると
仕事がさくさくっと進んで
気も遣わなくてすんで
助かりますんでね~
受容(したふり)して欲しいんですよきっと~。

ほらあれ、子供を亡くした親に
「また生めばいい」とか「もう忘れなよ」とか言う人と同じ~。

幸い私の周りに「長男の病気を受け容れなきゃ」とか抜かすボケはいませんが。
千尋│URL│posted at 2005-11-12(Sat)│編集
死や障害を受容していく過程のマニュアルがありますよね。
名前なんだったっけ?後で調べ間ます。
否定→絶望とかのやつです。
その段階をマニュアルどおりに進まないかもだけど、どの段階にいるかをアセスメントして、寄り添っていくことが大事だと思います。
受容なんて、おっしゃる通り簡単に受容できるものじゃないと思いますから、寄り添うことが必要ですよねえ。

かちゅ│URL│posted at 2005-11-12(Sat)│編集
現場では、そゆ発言が普通にされているのだね・・・
何だかショックだなあ。
学校では、「障害の受容なんてそう簡単にできないよ」って先生にいつも言われてるのに、働き始めたら忘れちゃうのかしらん。
生身の患者さんに寄り添ってるんじゃなくて、物を相手にしてるみたいな言い方だね。
私はそんな医療者にはならない。
ちえ│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>ふーみんさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

>どんなに年数がたったとしても、やっぱり一生、
>ふとしたときに考えるってのはあると思うんですよ。

そうですよねー。一生考えることですよね。ただ、経験や年数とともに考える質は少しずつ変わるのかもしれませんけどね。

>人の心って、何かの尺度ではかれるほど、そんなに単純なものじゃない

ですね。安易に障害受容がどうのというのを聞くと、「おまえのものさしで量るな!」と言いたくなってしまいます。

しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>千尋さん

初コメント、ありがとうございます。

>受容(したふり)して欲しいんですよきっと~。

したふり・・・、それを言ってた患者さんが以前いました。「先生(主治医)と話すときは、『新しい人生を頑張っていこうと思ってます』と言ってるねん。面倒くさいやろ?」って。

>ほらあれ、子供を亡くした親に
>「また生めばいい」とか「もう忘れなよ」とか言う人と同じ~。

そんな、デリカシーのないこと言う輩がいますか・・・。
あー、でもいそう。殴りますね。

しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>かちゅさん

コメントありがとうございます。

>死や障害を受容していく過程のマニュアルがありますよね。

キューブラー・ロスのをはじめ、いろいろありますね。名前があるのかどうかは知りませんけど、日本でメジャーなのは、「ショック」「否認」「怒り」「抑うつ」「解決への努力」「受容」って感じでしたかね。
ちなみにこの「障害受容(acceptance)」ってのが流行ってるのは日本だけで、欧米では「障害適応(adjustment,adaptation)」のほうが流行っているそうです。
個人的にはまだこっちのほうがしっくりきます。「受容はできないけど、適応はなんとかしてる」って人が大多数だし、それでいいと思いますし。

>どの段階にいるかをアセスメントして、寄り添っていくことが大事だと思います。

「どの段階にいるか」っていうのはアセスメントする必要があるんでしょうかね?アセスメントすべきは「今、どう考えているか?」「気分・感情は?」「どういう防衛機制を用いているか?」などといったことであり、段階が“仮に”わかったところで、援助のしようがないと思うのですが・・・。「段階」にカテゴライズした時点で、その人の実情とはズレが出てきて、もう寄り添えないと思うのです。

>寄り添うことが必要
ですね。とても難しいことですが、そうしていきたいものです。
しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>ちえさん

>現場では、そゆ発言が普通にされているのだね・・・

さあ、うちの病院だけかも(笑)
あ、でも、昨日行った研修でも言ってたから、よそでもそうなのかな?

これは、ひとつには病院の機能分化が影響しているようにも思います。
今は、身体疾患の場合、急性期・回復期・慢性期・在宅とそれぞれ専門特化して診るでしょ?例えば、リハビリにしても、回復期専従とか、訪問担当とかになるじゃないですか?
そうすると、患者さんを最初からずーっと担当していくことってほとんどないんですよね。昔みたいに、発症時から、10年・20年の付き合いがあるってのがないから、人の心の変遷が見えてこないのかもしれません。(もっとも僕もそんな長い付き合いの患者さんはいませんが・・・)
せいぜい長くて1,2年しか見れないと、障害を受容するって何ってのはわからないでしょうね。
心理士的には知識と技術でカバーできるかもしれないけど、心理が専門ではない他のスタッフはある程度経験に依存しなければならないし、そうすると今の制度下では難しいかと。

>私はそんな医療者にはならない。

是非お願いします。
しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
はじめまして。亜李といぃます。
ブログランキングで「臨床心理士」って検索したらココにきました!
突然ですが・・・
しゅうさんが、
臨床心理士になって良かった
って思うこととかありますか?
良かったら教えてください!!!

それでわ、失礼いたしました。
亜李│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>亜季さん

コメント書き込みありがとうございますm(_ _)m

>臨床心理士になって良かったって思うこと

わりとよく聞かれますけど・・・
良かったって思うことが、もしなければ、
続けられる仕事ではないし、
まして、「臨床心理士」と冠してブログを書くこともないでしょうね。

というわけで、良かったと思うことはありますよ☆

そのへんの話は一言では言えないので、
またそのうち別トピに書きたいと思います!

今後ともよろしくお願いします(^O^)/

しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
障害受容?ハァ?と,摩邪風味のTBをさせていただきました。
受容でなくて開き直りでも十分やっていけますですよ。閉じたい時には閉じりゃいいんだし。
こういうことをぺろっと言う輩に限って,おめめきらりんこ☆させながら「障害って個性よね☆」とか言っちゃうんですよ。
幸いおいらの周りにはおりませんが。
そういう輩って,何かが根本的に欠けていて,そのくせ何かが余計な気がするんです。
ひな│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
脳疾患による身体障害は,高次脳機能という認知の問題がからむので,脊髄損傷などによる身体障害における障害受容過程と同じにみるのは難しいです。
そのケースが有する高次脳機能障害の問題をフォローせずに,問題を「受容過程」に持っていくのはやばいです。
カカ│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
コメ返しありがとうございました!!
これからまたちょくちょく来るようにするのでよろしくお願いします(@^▽^@)ノ
亜李│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>ひなさん

>おめめきらりんこ☆させながら「障害って個性よね☆」

あー、いますねえー!キモイっすねえー・・・。
「障害って個性」ていうのは、別に障害をもつ人が言うのはいっこうに構わないですけど、障害を持たない人が言うという神経がわかりません・・・

>何かが根本的に欠けていて,そのくせ何かが余計な気がする

そう。それですね。欠けてるだけならまだ害はないのに・・・
しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
>カカさん

はじめまして。
おっしゃるように高次脳機能障害の問題は大前提ですね。
病態失認があったりするとなおのこと。障害そのものに気付けないわけですからねえ。重度の記憶障害も同様でしょうね。
それに高次脳機能障害と身体障害では患者さんの受け止め方もかなり違いますしね。前者は自分でもわかりにくいですから。

>そのケースが有する高次脳機能障害の問題をフォローせずに,
>問題を「受容過程」に持っていくのはやばいです

でも、心理士であっても、そのやばい人が多いのが現実です。それが現在の臨床心理学教育・・・。


しゅう│URL│posted at 2005-11-13(Sun)│編集
詳しくかけませんけど、父が障害児教育に
携わっていたもので、お話がかさなるところが
あるなあと思って、読ませていただきました。
なじま│URL│posted at 2005-11-15(Tue)│編集
>なじまさん

あらっ。そうでしたか。
僕はもともと発達障害が専門だったので、
お父様と同じ領域ですねえ。
(厳密には障害児教育とは違うんですけどね・・・)
しゅう│URL│posted at 2005-11-15(Tue)│編集
こんばんは、はじめまして。
今日はじめて拝見したので、これからゆっくり読ませていただきます。
自分はPTの学生なのですが
本日、障害児の発達の関連の授業でうちの教員が
障害児を持った親へのフォローとして
「障害を個性として受けとめるようにアドバイスする」と教えてくれました(苦笑)
障害を「個性」とか言うのは、健常者にとっては
これを言っておけば
「自分は障害者を差別してません」っていう
アピールになる言葉のようで好きになれません。
マイナスイメージのものをプラスイメージの言葉にすり変えても本質的な理解にはならないのですが
こういうキャッチーな言葉を好む人はすごく多いですね。
人より不便な思いをしているのに、それは個性だからって言われてもね~
永続障害なんて受け入られるものではないし
たま~に愚痴でも言いたいと思って吐き出せば
「それはあなたの個性なんだから、気にすることないって!」とかって慰められたらかなり萎えそうです。
ジンジン│URL│posted at 2005-11-17(Thu)│編集
>ジンジンさん
はじめまして。コメントありがとうございます。

>障害児を持った親へのフォローとして
>「障害を個性として受けとめるようにアドバイスする」と教えてくれました

そういう親を目の前にして、その先生は本当にそんな事言えるんですかね?というか、言ってたんですかね?
以前のコメントでひなさんが言ってるように「何かが根本的に欠けてる」ような・・・
「背の高い人が、低い人に、身長低いのも個性と言ってもいいのか?」
「目の良い人が、悪い人に、それも個性と言っていいのか?」
とか、日常に置き換えればすぐわかりそうなもんですけどね。

>マイナスイメージのものをプラスイメージの言葉にすり変えても本質的な理解にはならない

おっしゃるとおりですね。プラスに読みかえられることもあるかもしれませんが、それは当人がやることであって、決して周囲のアドバイスで言うべきことではないですよね。

それにしても、授業にまどわされずに、こういうことを疑問に思えるってのはイイことですね。イケてるPT目指して頑張ってください!

今後とも当ブログを宜しくお願いします☆
しゅう│URL│posted at 2005-11-17(Thu)│編集
≫コメントを書く







 削除や編集のときに必要です。
管理者にだけ表示を許可します。
千客万来





人気Blogランキング
参加しています。1日1回
クリックしていただけると、
大変ありがたいです。







成分分析



 
宿泊ならこれが便利

















 
交通機関はOK?



 
最新記事とコメント

最近のコメント

 
本と言えばやっぱり

 
最近のトラックバック

 
ページランキング

 
ブロとも申請フォーム
アクセス解析 アクセスランキング

ランキングブログ医療介護
BBS7.COM
MENURNDNEXT
Back
Next
Random
List
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。