しゅう兄さんの臨床心理士的生活-チーム医療のための最新精神医学ハンドブック【本の紹介】-

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2006.05.21(日)

チーム医療のための最新精神医学ハンドブック【本の紹介】

学会や研修に行くと、意外なほど見かけるのが、「精神医学ってあんまりわからないんですけど・・・」って人。“あんまりわからない”っていうのも謙遜で言ってる人もいるし、心理学に比べると知らないって意味で言ってる人もいるので、まあ、いろいろなんですけど、中には思わず「はぁ???」って声をあげたくなってしまうほど、知らない人も見かけます。

でも、心理屋さんやってて、精神医学にちっともかすらないところで仕事やってる人っていないと思うんですよね。そんなわけで、タイトルに「医療」って入ってるけど、「医療」やってる人以外にもお勧めするこの本。

チーム医療のための最新精神医学ハンドブックチーム医療のための最新精神医学ハンドブック
大野 裕

弘文堂 2006-05-13
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今月発売の新刊です。編者は認知行動療法の本やDSM-Ⅳの訳者でもある大野裕氏です。流し読みしただけなんで、あんまり細かいことは言えないんですけど、“最新”て言うだけあって、現在の精神医学の動向はよくわかるかなあという印象です。たとえば、疾患や障害で言うと、ニコチン依存症とか、PTSDとか、性関連障害とか、広汎性発達障害とか10年前の精神医学の本にはあんまり載ってなかったと思うんですよね(←個人的には性機能障害の治療って、あんまり具体的にイメージできなかったんで、興味深かったです。まあ、うちではちょっとやれないなあという感じですけど。)。あと、トピックス的なものもたくさん載っててなかなか興味深い内容でした。

心理療法だと、何十年経っても変わらない根本の部分があって、“古典的名著”っていうのが存在しえますが、精神医学となると、他の医学ほどではないにせよ、どんどん新しい知見が出てきて、しかもそれは新しい検査機器や薬の開発に伴って出てくる知見なので、まったく新しい考え方だったりするので、定期的に新しい知識を仕入れていく必要があるように思います。

あ、ちなみ内容の深さでいうと、“浅い”です。これだけで精神医学を勉強しようなんていう考えは捨てたほうがいいです。本書の狙いのひとつは、

今後の精神科医療を担う多彩なスタッフに向けて,共通の舞台を築くために必要な最新情報を提供すると同時に,これからこの世界に入ろうと志している方々の勉学の標準的な指針となることを目指して作成されたものである。



と書かれているように、勉学のきっかけを作ることにあるので、深く勉強したい人は、それぞれの章ごとに掲載されてる参考文献を読むことをお勧めします。参考文献も2000年以降のものが結構載っていますので、なかなか役立ちそうです。

そんなわけで、値段もお手頃ですし(予価は5000円くらいだったので、買うのを迷ってたけど、結局は4000円切りました!)、よければ皆さんもおひとつどうぞ!チーム医療のための最新精神医学ハンドブック

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│posted at 18:48:12│ コメント 4件
≫コメント 
こんにちは。おひさしぶりです。
この本興味あります。
でも、業務と直接関係無い可能性が高いので、値段と見比べて悩むところです…
大野裕先生は多分分かりやすいし、買おうかな~。
はいちー│URL│posted at 2006-05-22(Mon)│編集
>はいちーさん

どうもどうも、ご無沙汰です。

えっとねー、業務との関係ありそうなものはというと、「一般身体疾患に起因する精神症状とその対処」とか、「てんかん」とか、「身体表現性障害」あたりかなあ・・・。

まあ、たしかにかすってるくらいの職種なので、値段を見ると迷いますよね・・・。

でも・・・買っとこw
しゅう│URL│posted at 2006-05-23(Tue)│編集
はじめまして、らぶ2です。

現在わたしは看護師をしてるのですが、今月末退職予定で、
秋には臨床心理士の指定大学院を受験する予定
です。
精神病院の勤務経験とかはないので、
全然精神医学の知識はありませんが、
それでもこの本は読めますか?
らぶ2│URL│posted at 2006-05-24(Wed)│編集
>らぶ2さん

はじめまして。

>全然精神医学の知識はありませんが、
それでもこの本は読めますか?

そんなに難しい本ではないので、おそらく大丈夫かと思います。

というか、指定大学院を受けられるのであれば、これくらいは読めないと勉強できないのではという感じです。

試験対策の一環として読むのも、悪くはないと思いますよ。
しゅう│URL│posted at 2006-05-24(Wed)│編集
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